VNCの接続設定やwifiのセットアップ、必要なアプリケーションを追加 その3

raspberry pi’s Docs VNCの接続設定やwifiのセットアップ、必要なアプリケーションを追加 その3

初期設定

 Raspberry PiにVNC接続ができるようになりましたので、GUI環境で基本的なネットワークインターフェイスの設定、ロケールおよびタイムゾーンの設定を行います。

ネットワークインターフェイスの設定

 ネットワークインターフェイスに固定IPアドレスを設定します。

1.画面右上部の上下矢印のアイコンを右クリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-network-01.png

2.「Wireless & Wired Network Settings」をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-network-02.png

3.ここでは、以下の表のように各欄に入力し、「適用」をクリックします。次に、「閉じる」をクリックします。
(※ご使用の環境に合せて、適宜、入力してください。)

項目 設定内容 備考
interface eth0 Raspberry Pi本体の
LANアダプタ
Disable IPv6 チェック IPv6は使用しない
IPv4 Address 192.168.0.10/24 IPv4アドレス/サブネット長
Router 192.168.0.1 ブロードバンドルータの
IPアドレス
DNS Server 192.168.0.1 ブロードバンドルータの
IPアドレス

 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-network-03.png

4.設定した内容を反映させるために再起動を行います。

【備考】
「固定IPアドレスの設定」で、TeraTermを使用して「/etc/dhcpcd.conf」ファイルを編集し、ネットワークインターフェイスの設定を行いましたが、「適用」ボタンをクリックすると、「/etc/dhcpcd.conf」ファイルが書き換えられますが、設定を反映するには再起動を行う必要があります。

ロケールの設定

 使用する言語や文字セットなどのロケールの設定を行います。

1.画面左上部の「Raspberry」アイコンをクリックし、「設定」→「Raspberry Piの設定」をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-locale-01.png

2.以下の画面が表示されますので、「ローカライゼーション」タブをクリックし、「ロケールの設定」をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-locale-02.png

3.以下の画面が表示されますので、以下のとおり入力し、「OK」ボタンをクリックします。

項目 設定内容
言語 ja (Japanese)
JP
文字セット UTF-8
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-locale-03.png

タイムゾーンの設定

 タイムゾーンの設定を行います。

1.以下の画面で、「タイムゾーンの設定」をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-timezone-01.png

2.以下の画面が表示されますので、以下のとおり入力し、「OK」をクリックします。

項目 設定内容
地域 Asia
Tokyo
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-timezone-02.png

3.以下の画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-timezone-03.png

パッケージの更新

 インストールされているパッケージを最新の状態にアップデートします。パッケージのアップデートは、「LXTerminal」などのターミナルソフトウェアを使用して、コマンドで行う必要があります。

1.画面左上部の「Raspberry」アイコンをクリックし、「アクセサリ」→「LXTerminal」を選択します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-update-01.png

2.以下の画面のように「LXTerminal」が起動します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-update-02.png

3.「LXTerminal」で以下のコマンドを実行し、パッケージの最新リストを取得します。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt update
pi@raspberrypi:~ $
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-update-03.png

4.以下のコマンドを実行し、パッケージを最新の状態にアップデートします。

pi@raspberrypi:~ $ sudo apt upgrade
pi@raspberrypi:~ $
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: raspberry-pi-setup-update-04.png

以上で終了です。

最後に

 Raspberry Piのデスクトップ環境では設定できる項目が少なく、「LXTerminal」などのターミナルソフトウェアを使用して、コマンドラインで設定することになります。初めは、戸惑うかもしれませんが、是非、コマンドラインで設定する方法に慣れていただければと思います。